2024年04月09日

機械式自動巻き時計のオーバーホール

こんにちは〜♪



北海道 芦別 メガネのタカセ  紳で〜す(^^♪



4月になって雪解けが急に進みましたね〜

もう少しで、ゴルフ場オープン(笑顔)・・・今年は何回行けるかな?




機械式時計のお話をします


世界初のクォーツ式腕時計が発売されたのは、1969年 タカセがお店をオープンした年です

1970年代、腕時計の主流はクォーツ時計に変わりました



確かにクォーツ式の方が、安価に作れて時間が正確・・・良いところばかりですよね


ただ、どんなに高価な時計でも電子回路がダメになると、修理不可になってしまいます



メンテナンスにお金は掛かりますが、機械式時計の方が長持ちするということですね

超高級時計と言われる有名ブランドに機械式が多いのもそんな理由かも?



実際に自動巻きの機械式時計をメンテナンスに出してみました



IMG_4237.JPG



オーバーホールをする前の症状として

自動巻きを1日腕にしていて、夜に腕から外して朝までに止っている

最終的には、腕にして動かしている間にも止まってしまいました



止まる最大の原因は油の劣化です

昔の足踏みミシンを知っている方は、油をさしたら動くんじゃね〜

・・・とおっしゃいます



大きな柱時計でしたら もしかしたら動くかも? ですが


精密機械の腕時計はそうなりません



まずは劣化して固まった油を綺麗に落とすところから始まります


機械を全て分解、溶剤の入った超音波洗浄機で綺麗に油を洗い流したら乾燥

部品ひとつひとつに新しい油を塗布しながら組立

実際に動かして時間調整をします




組みあがって、テンプ(振り子)がクルクル 綺麗に回り出すと・・・生き返った!






機械の一番上で行ったり来たり 動いているのがテンプです


規則正しく動いていると、つい見入ってしまいます(笑顔)




オーバーホールの料金は、時計によって変わります

今回の時計は¥27,500(税込) でしたが


メーカー/ブランド/年式で大きく異なる場合があります


グランドセイコーで¥70,000〜¥80,000

ロレックスですと最低で¥100,000〜 とお伝えしています



特に海外メーカーは、見積りをするだけで¥5,000ほどかかる場合もありますので

ご注意下さい
posted by タカセ at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 時計のこと
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